日本は十分に国際化を進めているか?

----- ハンドルネーム -----
あひる
----- 年代・性別・ご職業 -----
30代女性
----- 他の英語の資格 -----
TOEIC955点
----- 2次試験に合格した回 -----
2011年第2回
----- 何回目での合格? -----
2回目
----- 合格点(内訳) -----
77(21・30・14・12)
----- 選んだトピックとその理由 -----
日本は十分に国際化を進めているか?(enough, promote, internationalizationという単語があったと思います)

----- スピーチの内容 -----
十分進めていないと思う。
まず日本は移民をかなり認めていない。最近フィリピンやインドネシアの人を看護師として招こうとしているようだが、狭き門だと聞いた(この辺うろ覚えの知識を総動員)。働き手の確保は重要なうえ、外国人が日本に来ないと国際化は難しいのではないか。

次に言葉の問題がある。ほかの国を旅行して英語で話しかけると、結構コミュニケーションが取れることが多い。しかし日本はまだまだである。国際化を進めるには英語教育の必要があるのではないか。とくにシニア世代。(ここでネタを出そうと身振りが大きくなる)親がアメリカに旅行したときのことだが、アメリカ人にぶつかられた。相手は"I'm sorry."と言ったのに対して親は一言"No."と返した。(勝間和代の「断る力」の帯にある写真のようなジェスチャーをして)しかもこんなジェスチャーをつけて。おそらく"No problem."と言いたかったのだろうが、これだとまるで「あなたの謝罪は受け容れない」と言っているようだ。

…なんと、こんな中途半端なところで時間切れ。かなり身振り手振りが大きくなっていたので「こ、この振り上げた手をどこに持っていけばいいのだ~~」と一瞬パニックになりました。急いで「このようなコミュニケーションギャップを解消しない限り、日本の国際化は難しい」とかなんとか、無理やりまとめました。

----- 試験官とのやりとり -----
まず、入室してからのやりとりです。

簡単な自己紹介のあと
「ここまでどうやって来ましたか?」というネイティブ試験官からの質問。
お約束なのが来た!と思いつつ「電車と歩きです。家から駅まで15分ほど歩くのですが、少し寒く感じました。風邪をひいているからでしょう。実は風邪をこじらせてしまい聞きづらい声になってしまっていますがお許しください」というような流れで返しました。今考えるとかなり我田引水です。
ネイティブの試験官が「私もです。こんな声になってます」と返してくれたので、ひとまずコミュニケーションにはなったな、と安心。


スピーチ直後のやりとりです。

急いでまとめたのち、しばしの沈黙。
(その間「そこで沈黙してるなら結論言わせてくれえ……ひ、ひょっとしてめっちゃ見当違いのことをだらだら語ったから、試験官困ってるのか!?やばい!!」と背中から冷や汗がたらりと垂れるのを感じました。)
ようやくネイティブの試験官が"...interesting."と言ってくれたのでひとまず安心。

「あなたは日本の国際化に賛成しているのですね」とネイティブ試験官。
「はい。グローバル社会の今、国際化は必須だと思います」

……しばしの沈黙。
(しまった、簡単に答えすぎたか。もっと語ればよかったか)
その後「移民のことを言っていましたが、あなたは日本が積極的に移民を受け入れるべきだと思っていますか?」と日本人試験官。
「はい、国際化のためには必要だと思います(ここでinternationalizationという単語がちゃんと発音できず、3,4回言い直して微笑まれました(失笑?)。実はスピーチのときにもこの単語がちゃんと発音できなかったのですが。。)外国人が身近にいることで国際交流の感覚が養われると思います。特に私の親のような世代は外国に出たがらない人も多いですし。」

……またまた沈黙。(背中が冷や汗でぐっしょりしているのがわかる。もっと語るべきだったか?)
「でも、移民を認めることで問題は生じませんか?」とネイティブ試験官。
「はい、こんなことは言いたくありませんが(ここで「私は女優!私は北島マヤよ!」と自分に暗示を掛け、眉を寄せて「本当に言いたくないんだ」という感じの顔を思いっきりつくる)最近中国人が日本で武器や違法ドラッグの密輸をしていると聞きました。こういった犯罪が増える可能性があるのが問題です。中国人の友人も多いですし、こんなことはいいたくないのですが……」

……またまたしばしの沈黙。(その間先ほど作った困り顔を変えることができず、本当の意味で困ってしまう。)
「確かにそういう問題がありますが、移民を認めるメリットはなんでしょう?」と日本人試験官。
「それは先ほど述べた、看護師のような働き手が増えるという以外のことですか?」
「そうですね」
(こ、困った。。。ほかにあるのか?と思ったらすぐ時間切れ。助かった~~!)
「残念ですが、ここで時間切れです。ありがとうございました」
(満面の笑みで)「ありがとうございました!」

----- 良かった点 -----
「私は女優!」という暗示が意外と効いたのではないかと思います。Interactionで満点をもらえたのは、この女優効果が大きかったとにらんでいます。抑揚をつけて語り、めっちゃ顔を作って役作りに熱中したので、試験官も面白がってくれたのかなと。

----- 反省点 -----
まずスピーチ内容が質問とずれている気がします。日本国内のことじゃなく、日本と各国とのかかわりについて聞いていたのかな(自衛隊の派遣とかTPPとか)と思いました。この辺は何とも言えませんが。。

また、internationalizationなんて発音がしづらい単語が入ったトピックを選ばなきゃよかったと激しく後悔しました。
それでなくても発音は全く自信がないのに。。。

さらに、今回はInteractionに救われたようなもので、文法や発音といった英語力に関わる部分での点数があまり高くないことから、英語力そのものをもっともっと上げなければと痛感しました。

----- 勉強法、気をつけたこと -----
まず、試験官の方々の心証を害さないことに特に気を配りました。あとでも書きますが前回それで失敗しているので。「できるだけカンジ悪いことは言わないようにしよう。隙あらば笑わせよう」と心掛けました。笑いを取るのは失敗しましたが。

勉強法としては、体験談で他の方がやっていたことを参考にしました。つまりネットで1級のトピックを集めて、それをWordにコピーペーストして印刷してトピックごとに細長く切り、「おみくじ」を作りました。そしてスカイプ英会話に登録し、先生の目の前でその「おみくじ」を引いてトピックを選び、即興スピーチをしました。

このように私はスピーチ練習で主にスカイプ英会話を利用したのですが、きちんと文法を直してくれる先生がみつからなかったこと、先生によっては「あらかじめトピックを送ってくれ」という方がいて困ったことなども考えると、自分で時間をはかって録音してチェックした方がいいかもしれません。

ただ外国人との話に慣れる、予約をとったらいやでもレッスンをしなければいけないのでサボらずに済む、といったメリットがあるので、「週2日スカイプ、あとは自分で」などとすると、両方のいいところが利用できるのではないかと思います。(ちなみに私は直前は週5日で予約しました。その他は週2,3日くらいのペースです)

----- 不合格回との違い(前回不合格だった方へ) -----
一番の違いは「試験官の気分を害さなかったこと」だと思います。

正直自分の手ごたえとしては、スピーチについては不合格だった回のほうが、尻切れトンボにならなかった点まだ構成的にましだったと思いますし、質疑応答でも沈黙がなくちゃんと「会話」になっていたと思います(まあ、自分の手ごたえにすぎませんが)。

ただ、日本の英語教師の中には残念ながら英検1級どころか2級にもなかなか受からない人がいると聞いた、といった自分の経験の説明をすっとばして、「日本の英語教師ではまだ能力が不足しているから、ネイティブが教えた方がいい」みたいな日本人の試験官の先生に対して大失礼なことを、偉そうにとうとうと語ってしまったのです。

不合格になったのは「人の能力をとやかく言う前に、まずお前が何とかしろ」ということでしょう。大反省しました。

反省した割には今回も英語力に関する点数があまりよくないのが残念ですが「文法を体得する」という目標ができてよかったと思います。ちょうど「これからの勉強方法」について見失っていた時期だったので、自分の弱点がはっきりと出て、いい刺激になりました。

----- 合格までに利用したもの -----
もちろんこのホームページです。今でもくじけそうになると繰り返し読んでいます。

また、新聞を読んだりPodcastを聞いたり本を読んだりTVを観たり、文法が弱いなと思ったときに文法書を読んだり(English EXという本が私のお気に入りです)といった、英検に受かることを目的にするというよりは、英語力をつけることを目的とした勉強をしてきました。
ちなみに学習のメインは瞬間英作文。森沢洋介氏の本をやって、このHPで紹介されていたYouCanSpeakをやって、その後は日本語と英語の対訳があるスクリプトを使い、まず自分で日本文を英語に直してみてそれから英文を見るという訓練をしています。
そして音読。シャドーイングがいつまでたっても呆れるほど下手くそなので、音読中心に切り替えました。
ただ家事をしているときはシャドーイングにチャレンジしています。少しはましになったかな……?

ただ、試験1週間前にはさすがに英検に特化した勉強をしました。
1次は実は3回受けているのですが(1次免除を利用しませんでした)、1回目は当日に過去問を1年分解く程度のナメた準備しかしていなかったので当然ながら落ちてしまいました。どんな試験でも準備は絶対必要だと思います。
そこで2回目は旺文社の「英検1級リスニング問題150」を1週間集中してやりつつ過去問3回分を解き、3回目は「英検1級長文読解問題120」をやりつつ、過去問2回分を解きました。

2次対策は先ほども書いた「おみくじ+スカイプ」です。この方法は英検2次対策のみならず、一般的なスピーキング力向上にもつながるのでおススメです。

そして試験前日にこのホームページの2次対策を読み返して元気をもらいました。

----- えいみに一言、これから受験される方へのメッセージなど -----
試験前日まではできるだけのことをして、試験当日は開き直りつつ「感じの良い発言をする」「できれば笑わせる」と意識するとするっとうまくいくかもしれません。あ、「私は女優!」(「僕は俳優!」)も。

また、試験前日にこのHPを読み直して元気をもらったのが本当に大きいと思います。また、常日頃読み返してやる気をもらっています。えいみさま、ありがとうございます。

そしてえいみさまも、他の方々もこのHPで同じようなことをおっしゃっていますが「英検1級」は英語習得の道のゴールではありません。特に自分は英語を使った仕事がしたいので「受かった後が長いぞ」と感じています。

ただ、英検1級を取れそうなくらいの実力がつくと、自分が読む本の8割を英語に切り替えようと、見るTV番組のほとんどを英語のものにしようと、苦痛じゃないんですよね。理解できる部分が多くなって、楽しくなっちゃって、ついつい英語を読んだり聞いたりしちゃうんです。ここまで行くと「英語は一生勉強」と言われても「こんな楽しいもの一生勉強できるなんて、うれしい!!やめろっていわれるほうが辛い」くらいに思えます。

ちなみに私は30をいくつも過ぎてから英語に目覚めて勉強を始めました。このHPをご覧になっている方は私のような方も多いかと思います。何歳になってもやろうと思えばできるんですよね。必要なのは思いと継続。先ほども述べましたが、ある程度の英語力がつくと今度は止めるほうがずっと難しくなってきますので、英検1級を目指すのはこの「英語学習継続自動化」対策にとっても有効だと思います。

英語勉強仲間の皆様、一緒に楽しみましょう!
そしてこれから受験をされる方、合格をお祈りしています。



えいみより


あひるさん、お忙しい中長文の力作をありがとうございます!
面接官とのやりとりとあひるさんの心情が臨場感たっぷりですね。
これから受験される方にとってすごく参考になると思います。


> 試験官の方々の心証を害さないことに特に気を配りました。あとでも書きますが前回それで失敗しているので。「できるだけカンジ悪いことは言わないようにしよう。隙あらば笑わせよう」と心掛けました。



今回は感じ良くまた表情豊かに話したことが
インタラクションで満点が取れた理由でしょうね!素晴らしいです。

これから受験なさる方は、表情とジェスチャーを大きめにすると
点数が取れやすくなるかもしれませんね。


前回不合格になったときのことはすでにお話を聞いていましたが、
なかなか貴重な体験談だと思います。
そんなことがあるんだ!と。


点数をつけているのは機械ではなく人間ですし
「相手を不快な気持ちにさせるようなヤツはコミュニケ―ション能力なし!」と
彼らは判断したのかもしれませんから、(英語能力はほんとは関係ないんですけど)
お互いに気持ち良く会話ができるというのは大切なことでしょうね。


でも、あひるさんの言ったことなんて日常的に聞かれることですし
過激な発言とか常軌を逸した批判とは全く思いませんから、
最終的には「何を言っても文句なしに合格できる英会話力」が
つけばいいですよね!



> スカイプ英会話に登録し、先生の目の前でその「おみくじ」を引いてトピックを選び、即興スピーチをしました。


スカイプ英会話を使うのは、とても効果的だと思います。
英検本番に向けて外国人に慣れるために使うのであれば、
数百円とかの安いフィリピン英会話で十分ですからね。


でも、確かに「事前にトピックくれ」って言われたら即興スピーチにならないから
アレですよね・・・

別にそのトピックについて深く語り合いたいわけではないのだし、
今後試す人は、そういう先生に当たってしまったら


「とりあえずスピーチをする相手になってもらって
 文法の間違いを直してもらったり、関連の質問をしてくれたらいいだけなので
 そんな準備してもらうようなことはありませんから!」

って言ったらいいかもですね。


おみくじ、いい考えですね!
私がやった「トピックをプリントアウトし、目をつぶって指でなぞってランダムに選ぶ」より
いいと思います。^^


では、あひるさん、貴重な体験談をありがとうございました。








英検1級チャレンジャーさんに選ばれている教材

このページの先頭へ

ブログパーツ