現代人はより孤立化してきているか?(英検1級合格体験記)

—– ハンドルネーム —–
まる

—– 年代・性別・ご職業 —–
40代女性 会社員

—– 他の英語の資格 —–
通訳案内士(2006年度)

—– 2次試験に合格した回 —–
2012年度 第1回

—– 何回目での合格? —–
1回目

—– 合格点(内訳) —–
83(24・27・16・16)

—– 選んだトピックとその理由 —–

「現代人はより孤立化してきているか」
一番上のトピックは、政治・経済系の単語が見えたため、パス。次にあったのがこのトピック。「isolated」の単語を見た瞬間、暗い部屋でパソコンのモニターの前に座る若者と「家族のつながり」「希薄」みたいな単語が浮かんで来て、そこから広げて何か言えそうな気がしたので即決。その下のトピックは読みませんでした。

—– スピーチの内容 —–

孤立化してきていると思う。理由はインターネットの普及だと思う。何十年か前まで、家族同士のつながりはtight-knitで、子供たちは友達関係や勉強の悩みなどを家族に話して解決することも多くあった。子供に限らず、家族同士色々な悩みを共有していた。が、今はネット上に書き込めばすぐに沢山の匿名の人達が答えをくれる。現代の子供たちはそういう悩みについて、むしろ親に干渉されたくないと思っている。

(まだベルが鳴らず時間が気になる)

・・・なので、これは残念なことだと思う。また、最近は実生活で上手くコミュニケーションが取れない若者が増えてきている。これもインターネットの悪影響だと思う。

(まだベルが鳴らないので強制終了することにした)

・・・なので、今日の人々はより孤立化してきていると思います。
“Thank you” とニッコリ。

(沈黙するよりは短くともまとめてしまったほうがマシかと思ったので^^; おそらく1分40秒位だったと思います)

—– 試験官とのやりとり —–

入室指示の直前に2枚組の面接カードを1枚しか記入してない事を係の人に指摘され、急遽入室後に記入することになり、慌てふためいてタイムキーパーさんと共に入室。試験官の”Good morning”も、そのドタバタでスルーしてしまったような格好になり、もうダメだと確信。カード記入後面接が始まったが、2人の面接官の”My name is ~ “に続いて、自分もまだ聞かれてもいないのに”My name is~”と言ってしまい、もう終わったと確信。その後は何かが吹っ切れて、リラックスしてきました。

面接官は30代前半くらいの白人男性と50代くらいの日本人女性。日本人女性の方はとても声が小さく、聞き取りにくかったです。表情も終始怪訝そうな感じでした。男性の方はとても優しそうな方で、時々頷いて話を聞いてくれました。

スピーチ前

女性試験官:「あなた自身のことを聞かせてください」
私:「フルタイムの仕事は工場でマシンオペレータをしていますが、外国人観光客をガイドするnational licenceを持っているの で、時々近くの世界遺産を案内することがあります。また、地元のcommunity centerで、月一回小学生に英語を教えています」
男性試験官:「子供たちに英語を教えてみてどうですか?」
私:「はい、自分はそう若くないので(冗談を言ったつもりだったが反応無く、自分だけが笑った)energeticな子供たちから毎回沢山energyをもらっています。また、私は子供が3人いますが、皆もう大きいので小学生はとても可愛いです」

スピーチ後

男性試験官:「スピーチではインターネットの悪影響に触れていましたが、良い影響は何かあると思いますか?」
私:「はい、インターネットのお陰で、世界中の人々とタイムラグなしで動画や画像、音楽など色々な情報を共有出来るのが素晴らしいと思います。(もう一回同じような内容を繰り返して言ってしまいました)また、自分には14歳の時に文通を始めたイタリア人のペンパルがいますが、当時は手紙を送るのに船便を使っていましたが、今はクリックすれば瞬時に相手に届くので・・・(メールを初めて送った時のすごい感動が蘇ってきて)もう、ワァーオという感じでした」(本当に世間話レベル)

女性試験官:「家族についてですが、昔の親と今の親では何か違いがあると思いますか?」
私:「はい。昔の親はまさに子供にとってはrole modelであったと思いますが、今は変わってきています。未熟な親が増えていると思います。例えば、講演会などで専門家の話を聞きに学校へ行く事がありますが、講演の最中でも堂々と私語をする親が多く、それには毎回うんざりさせられます。(本当にこれも世間話の愚痴レベル)私と同じ世代の親ですらそのような状態なので、そのような親のcollapse(と言ってしまった)は私達の世代が始まりなのではないかと思います。

—– 良かった点 —–

Interactionの点数が思ったより高かったのは、実体験の例を入れたのが良かったのではないかと思います。やはり気持ちが入ると自然と抑揚も付きますし、言いたいことも次々出てきます。話している内容は、本当に世間話と変わらないものでしたが、質問に対する答えプラス具体例(実体験)というのは、聞き手の興味・共感を惹きつけられるのではないかと思いました。あとは、試験前に色々と失敗をしてしまった事でかえって緊張がほぐれ、笑顔で話せたことが良かったと思います。

—– 反省点 —–

もう少し1級に相応しい単語も交えてスピーチできれば、語彙でもう少し点数が伸びたかなと思います。

—– 勉強法、気をつけたこと —–

他の体験談サイトで皆さんが書かれているような「原稿作り」は一本もしませんでした。暗記は自分に向いてないのは分かっていましたし、通訳ガイドをするときにも、暗記した文は途中で話しかけられたりすると、そこから後ろが飛んでしまうことがありましたので・・・^^;
なので、過去問を使ってブツブツとスピーチを言ってみるという練習を何度もしました。その時も、スピーチの形式にはこだわらず、イントロ(自分はこう思う)と、最後の結論以外は、とにかく喋り続けることを意識しました。喋り続けるには、言いたいことが思い浮かばないといけないので、選ぶトピックも分野で決める事はせず、こじつけでも実体験に引っ張ってこれるもの・自分の気持ちが入るものを選ぶようにしました。おそらく過去問をやっていくうちに、「これ、前にやったトピックでも同じような事言ったな」というのが何度か出てくるので、それは使えるネタとして覚えておくといいと思います。
練習中も興味のない事に関しては、一言も言葉が出てこないという悪いクセがあり、無理して新聞などを読んでも苦しいだけなので、それもしませんでした。

—– 不合格回との違い(前回不合格だった方へ) —–

—– 合格までに利用したもの —–

えいみさんのサイト:気に入ったページをプリントアウトして、クリヤブックに入れ、お守り代わりに持って行きました
英検1級100時間第特訓(ベレ出版):一次試験読解問題の点数が劇的に伸びました
英語で論理的に意見を述べる技術とトレーニング(ベレ出版):参考程度に読みました

—– えいみに一言、これから受験される方へのメッセージなど —–

えいみさんのサイトに出会わなければ、今回の合格は無かったと思います。共感できるコンテンツと、堅苦しくない体験談がどれだけ励みになったかわかりません。本当にありがとうございました。

これから受験される方は、とにかく必要以上にビビらないでください。「新しいネイティブさんと友達になりに来ました」くらいの気持ちでいいと思います。言葉はコミュニケーションの道具なので、思いが通じてナンボです。あまり型にとらわれすぎず、意見や気持ちを生き生き、伸び伸びと伝えられるようなスピーチが出来れば合格できると思います。頑張ってください!



えいみより

まるさん、貴重な体験談をありがとうございました!
やりとりが詳しく書かれていて、これから受験される方にもとても参考になると思います。

「もうダメだと確信」を何度もしたにもかかわらず、無事合格おめでとうございます(笑)
読ませていただいて、特にまるさんの言動等に問題があったとは思いませんが、
試験(スピーチ)が始まってない部分についてはカウントされなかったのでしょうね。

> 本当に世間話の愚痴レベル

については、私はそういうネタこそ高評価がもらえる
オリジナリティーのある素晴らしい話題だと思いますよー。
だって、まるさんがおっしゃったようなネタは対策本の模範解答とかで出てこないですから。

試験官も、どこかでパクってきたネタなんだろうなというのは聞けばすぐ分かるでしょうし、
「またそのネタかよ・・・」という感じになってしまうと思うので。

これから受験される方も、難しい高尚なことを無理に言おうとしないで
誰かのマネっこではなく、自分自身の体験を踏まえて生き生きと話せばいいと思います。

> 過去問を使ってブツブツとスピーチを言ってみるという練習を何度もしました。その時も、スピーチの形式にはこだわらず、イントロ(自分はこう思う)と、最後の結論以外は、とにかく喋り続けることを意識しました。喋り続けるには、言いたいことが思い浮かばないといけないので、選ぶトピックも分野で決める事はせず、こじつけでも実体験に引っ張ってこれるもの・自分の気持ちが入るものを選ぶようにしました。おそらく過去問をやっていくうちに、「これ、前にやったトピックでも同じような事言ったな」というのが何度か出てくるので、それは使えるネタとして覚えておくといいと思います。

その通りですね!!この練習法はとても参考になると思います。

確かに分野で選ばない方がいいと思います。
たとえ得意と思っている分野のトピックでも、そのトピックそのものについて
特に言いたい意見や体験談がなかったら、苦労するでしょうし
逆に、苦手分野でもたまたまそのトピックについては言いたいことがあるかもしれません。

また、

・実体験を引っ張ってこられるもの
・自分の気持ちが入るもの

を選ぶというのも、とても大切ですね。
そういうのを選んでおけば、スピーチで最初の数十秒ですべて言い終わって沈黙、とか
質疑応答でネタ切れして困るといった危険は減りますからね。

> これから受験される方は、とにかく必要以上にビビらないでください。「新しいネイティブさんと友達になりに来ました」くらいの気持ちでいいと思います。言葉はコミュニケーションの道具なので、思いが通じてナンボです。あまり型にとらわれすぎず、意見や気持ちを生き生き、伸び伸びと伝えられるようなスピーチが出来れば合格できると思います。

まさに、おっしゃる通りですね。
これから受験される方、本当にその通りなので、必要以上にビビらず、楽しんだらいいと思います。

では、まるさん、貴重な体験談をありがとうございました。


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