英検1級を目指して15年、毎日シャドーイングしても苦手なリスニングが克服できません

英検1級を目指して15年、リスニングの苦手が克服できず
1次試験が突破できないという40代の男性からご相談のメールをいただきました。

私は26の時に英検1級を取得しようと心に決め、以来
41才の今日まで努力しているものです。
しかし、日暮れて道遠く、未だに一次試験すら合格できない有様です。
特に足を引っ張っているのがリスニングです。

今、ありとあらゆる勉強法をこの十年間行ってきました。
シャドーイング、リプロダクション、ディクテーションです。

現在の勉強量は、リスニングに2H程度かけています。
内容は、PBS newshourを毎日聞き、newsy を聞くことです。

newsy に関しては、日にアップロードされたものすべてを聞くようにしています。
内訳は朝30min と夜30min を聞きます。
そして、夜30minの中で一番尺が長いものでスクリプトがあるものを使用して
シャドーイングしています。

しかし、これだけやっても何故か点数に結び付きません。

リスニングをこれだけやって、最近ようやく英検一級のリスニングパートを
20~23点程度にまで上げることが出来ました。
しかし、試験での取りこぼしが多く、正解の選択肢と迷った挙句、
間違えて選択肢を選ぶことが多いです。

これさえなければ、25点程度は確実に取れています。

又、聞き取れていないというわけではなく、大枠は理解しているものの、
質問で選択肢に迷うことが多発して、
3年前までは16点をずーっと4年間キープするばかりでした。

これを打破するために、何とかしたいのですが、出口が見えません。
過去問もうんざりして、解答を覚えるまでやりましたが、点数には結びつかず・・・、
只々呆然としています。



えいみの回答

メールを読ませていただいてまず思ったのは、毎日2時間の勉強というのは
英検1級に合格するためには決して多くはないということです。
多くの方は、もっと時間を確保されているのではないでしょうか。
(ながら聞きなども含めてですが)

あとは、リスニングの勉強をする時に
内容理解のステップがおろそかになっているのでは?
「だいたい分かった」「なんとなく分かった」で終わらせていると
話はだいたい分かったはずなのに選択肢で迷う、となります。

ニュースでシャドーイングをなさっているとのことですが、
おそらく、音についていくので精一杯で、意味を考える余裕は
ほぼないと思いますが、どうですか?

ディクテーションだと、書き取った単語を目で見ながら
だんだんと意味が分かってくるのだろうと思いますが、

何回も巻き戻して聞き直したり書き取ったりしてはじめて
細かい部分の意味が取れるような状態だと、
一発勝負のリスニング試験でいい点数は取れないと思います。

詳しい勉強の経緯は分からないので一部想像になりますが、
これまで長い間リスニングの勉強をしてきたのに結果が出ない理由は、

シャドーイングなど音にばかり偏った勉強をしてきたために
しっかり考えないで音をサーッと流してしまう癖がついてしまって
「一発でしっかり意味を取る」という訓練が
おろそかになっているからではないでしょうか。


毎日違うニュースを次々に聞いて、シャドーイングして終わらせて
次の日はまた違うニュース・・・とやっていては
なかなか意味を「しっかり」(だいたい、ではなく)
とらえるところまでいかないでしょう。

なので、

・同じものを何度も聞く
・もっと使う素材のレベルを落として、しっかり理解することに重点を置く

など、やり方を変えることをお勧めします。

特に、もっとレベルを落とすという点で言うと
一発でしっかり聞き取れるリスニング力を養わないといけないわけですから、
語順通りにしっかり内容を頭に入れて
今聞いた内容を人に説明できるようにというイメージでやってみてください。

ちなみに、聞いた内容を「だいたい」ではなく「しっかり」理解するには
通訳トレーニングが役に立ちますよ。
だいたい分かったつもりでも、いざ通訳しようとすると
いかに自分が適当にしか理解していないかに気づいて、愕然とします。

もし通訳(ボランティア含め)にご興味がおありなら、
検討なさってみてもいいかもしれません。

参考:
東京五輪で通訳ボランティアになるには?通訳トレーニング入門

なお、私の知る限り、英検1級合格に
本物のニュースが一発でバッチリ人に説明できるほどまでに聞き取れる
リスニング力は不要です。

なので、そういう意味でももっとレベルを落として
もっと着実に理解することを重点にやるといいと思います。

以上、少しでもお役に立ちましたら幸いです。


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